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ピラミッドは天体時計か

投稿日:2017年6月29日 更新日:

悠久の時間を耐えるピラミッド

古代遺跡の中の代表格であるエジプト・ギザのピラミッドが建設されたのは、約4500年前、紀元前2500年頃とされています。
何千年もの間、崩れることもなく時間の流れに耐え続けたピラミッドは、人類がつくった極めて精巧な最大の建築物の1つです。
何のためにこんな巨大なものをつくったのか、長い間、多くの学者、研究者たちが様々な説を唱え、いまだに結論が出ていませんが、仮説の1つに、ピラミッドは壮大な天文時計ではないかという説があります。

スフィンクスが見つめるもの

エジプトの首都・カイロ近郊のギザには、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の三大ピラミッドがそびえています。
また、ピラミッドとともに有名なのは、スフィンクスです。スフィンクスのは、カフラー王の正面より少し横にあります。
観光写真などでは、スフィンクスはピラミッドのすぐそばにあるように見えますが、実際はピラミッドから少し離れたところに位置しています。
このスフィンクスにも様々な謎があるとされ、その浸食具合から、ピラミッドより古い時代に建てられたという説もあります。
またピラミッドとの配置関係から、スフィンクスは二対あったのではという説もあります。
西洋でもライオン像はふつう二対ですし、日本の狛犬も二対です。
もう1つのスフィンクスはどうなったのかはさておき、エジプトのスフィンクスは、真東を向いています。
占星術でとても大切な春分と秋分の日に、太陽は真東から昇ります。数千年間、スフィンクスはそれを見つめてきたのです。

さらに壮大な時間を観測している?

古代エジプトでも古くから数学、幾何学、天文学が発達していました。
大ピラミッドが建設されたのは紀元前2500年頃とされています。メソポタミアで占星術が誕生したのもだいたいその頃と考えられ、最古のホロスコープが作成されたのは、紀元前2700年頃の古代エジプトの都市・ヘリオポリスとされています。
古代エジプトでは、ナイル川の氾濫の時期を知ることが大変重要でした。古代エジプトの人々は、ナイル川の増水をシリウス星が太陽とともに東の空に昇ることで夏至の到来を知り、農耕を行っていました。
暦、数学、天文学の発展なしに、大ピラミッド建設は不可能でした。
ピラミッドは強制労働を強いられた奴隷が作ったのではなく、その当時の科学や建設の専門家など、スペシャリスト集団が集結して築き上げたことは、ほぼ間違いありません。
有名な地球の歳差現象に気づいたのは、古代ギリシャの占星術師・ヒッパルコスとされていますが、ピラミッドを建設した時代のエジプトの人々も、かなり詳しい天文学の知識があったと考えられます。
ピラミッドはほぼ完ぺきな四角錐と思われていますが、三角形の四面は中央部に向かってやや内折しています。
こういう形をしていると、光の当たり加減では、屈折のために三角形のちょうど真ん中で、光と影に分割されます。

春分の日のほんの数秒間、ピラミッドの南面は、ちょうど真ん中で光と影により二分割されます。このような構造は明らかに、春分の日、秋分の日の到来を示すためのものです。
エジプトの三大ピラミッドが建設された時代も重要視されていたと思われる春分と秋分の日。
さらに、こんな緻密かつ巨大な建築物を作り上げた人々は、地球の歳差現象の影響により、黄道の中で72年に1度ずつ、春分、秋分の日の出地点である真東がずれていくことも知っていたのではないでしょうか。

25920年間でも星々を見守るピラミッドとスフィンクス

昼間、星は見えませんが、夜明け直前なら見えます。
昔から、春分の日の夜明けに太陽が通りぬける星座は特に注目されてきました。
太陽の昇る直前に真東に昇る星座は、太陽が安住する場所、太陽を「運ぶもの」とされていました。そしてその星座は、72年に1度ずつ、2160年で、黄道12宮の星座1つ分(30度)ずれていきます。
占星術が発展した時代、太陽が安住する場所こと春分点は、牡羊座にありました。現在、春分点は魚座にあります。そのため春分点は「牡羊座の原点」と呼ばれたりします。
春分の日の朝、夜明け前に真東から登ってくる星座を、その時代を象徴するものとして扱うことも、近代になって始まりました。 今は魚座の時代です。魚をシンボルとするキリスト教をはじめとした、宗教をめぐる2000年であったとも言えます。
古代エジプトの人たちが、天文時計としてピラミッドを作ったとすれば、この巨大な四面体、もとい八面体は、どこまで宇宙の真実を語るのでしょうか。
古代エジプト人の思考のスケールからすると、春分点が、黄道12宮・360度を一巡りする時間も、すでに想定していたのではないでしょうか。
占星術では計算上、春分点が次に牡羊座に戻るのは、25920年後とされています。
ピラミッドは建設からすでに4500年。地球上でもっとも堅牢な建築物です。
千年、万年の単位で起きる地球の歳差現象を見届けることができるのは、この地球上では、ピラミッドとスフィンクスだけかもしれません。
古代エジプトの人々は、地球と星々が引き起こす現象のスケールの大きさを知らせるために、堅牢で巨大、かつ緻密なピラミッドを建設したのでしょうか。

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