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惑星と星

キリスト誕生を予言した星は何だったのか

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目次

ベツレヘムの星の正体は

イエス・キリストの誕生を東方の三賢者に知らせたというベツレヘムの星について、多くの研究者、科学者たちが、今まで色々な説を唱えています。
特に天文学者たちは、超新星の爆発、彗星の接近、惑星どうしの接近、会合などがベツレヘムの星だったのではないかという説を唱えていますが、決定的なものはまだ出ていません。
一説には、イエス・キリストの誕生を示した光り輝くベツレヘムの星は、新約聖書・福音書の筆者によって、完全に創作されたものではないかという考えもあります。

キリスト誕生の時の夜空

紀元前7年11月12日午後6時から9時半頃にかけ、エルサレムの南の夜空で木星と土星の3連会合、両方の惑星が合体して見えるほどの接近を3回繰り返したことを、1614年、ドイツの天文学者だったヨハネス・ケプラーは導き出しました。ケプラーによると、当時、木星と土星は接近しつつ留と逆行を繰り返し、3回も大接近したとしています。
しかし現在では、その時の木星と土星は約1度(月の視直径の2倍程度の距離)離れていたので、天文学上珍しい現象ではあったものの、お互いが接近したために通常より明るく見えた根拠はないとされています。

紀元前後の天体の異変の数々

イエス・キリスト誕生頃、紀元0年前後の天文学の現象を記録した古代歴なども発見されており、惑星の会合についての記述もいくつかあります。しかしキリストの誕生と直接関連付けるような記録はないようです。ただ、紀元前2年は惑星の会合が頻繁に起きていて、6月の日没後、バビロン(現イラク・バグダッドの南にあった古代都市)の西の空に金星と木星の大接近を見たいわゆる東方の三賢者たちが西に向かって旅立ち、8月のベツレヘムの日の出前、水星、金星、火星、木星の集合を見たのでは、という説もあります。
また、その時期に彗星が現れたという説もあります。 紀元前12年に、ハレー彗星が現れたという記録が中国に残されています。
また紀元前5年にも、中国や朝鮮半島で、何らかの天体が観測され、それが70日間にわたって観測された記録があります。その天体というのが彗星なのか、超新星爆発なのか、そのほかの現象なのかははっきりしません。これらもベツレヘムの星と直接結びつけられてはいません。
紀元前後、世界各地で人々が記録に値するような天体現象が立て続けに起こり、そういった記録や言い伝えが、キリスト教と結びついていったのかもしれません。ちなみに、新約聖書の4大福音書が実際に書かれ出したのは、キリストの没後から数十年経ってからのことであるとされています。

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