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西洋占星術とは

あなたはトラブルメーカー?準惑星エリスの位置で分かります!

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太陽系のはるか彼方には、カイパーベルトと呼ばれる無数の天体が帯状に集まったエリアがあり、太陽系を囲むように横たわっています。カイパーベルトを観測していくうちに、千個以上の天体が存在していることが確認されました。直径の中には少なく見積もっても7万個の天体が存在していると予測されています。今回の主人公、準惑星エリスは直径およそ2340キロメートル。カイパーベルト天体の中でも冥王星をしのぐ大きさです(冥王星の直径は約2304キロメートル)。冥王星型天体に分類されています。冥王星型天体の定義は次の通りとされています。
・太陽の周りを回っている
・軌道の半径が海王星よりも大きい
・自身の重力によって球形を保てる
・軌道を占有しない
現在冥王星型天体は、エリスのほかに冥王星、マケマケ、ハウメアの4つが分類されています。

目次

エリスの沿革

エリスは2005年に発見されましたが、その存在により、天文学者たちは惑星の定義を見直さざるを得ないことになりました。議論に議論を重ねた結果、「準惑星」という新しいカテゴリーが設けられることになったのです。エリスは自分1人で球体になれる十分な重力を持っていますが、自分の軌道から他の惑星を追い出せる程の質量は持ち合わせず、準惑星に分類されることになったのです。エリスの公転周期は560年です。つまり、1年経つのに560年もかかるのです。気が遠くなりますね。太陽系のはるか彼方にある冥王星の太陽からの距離は、軌道が最も外側の時でも地球の50倍遠いのですが(それでもかなり遠いのですが…)、エリスは地球の90倍も太陽から遠いのです。これだけ遠いので、やはり表面は氷で覆われ
ています。

冥王星を準惑星へと降格させる原因となったエリス

冥王星にとって、エリスは運命を変えた星だと言えます。エリスの発見が冥王星を準惑星へと降格させることになったからです。直径は冥王星より大きく、発見された当時は第10の惑星と言われたほどです(発見当時は2003UB313と名付けられていました)。その後の観測で、エリスのような冥王星に匹敵する天体の存在が多数発見され、冥王星は準惑星へと降格することが決まったのです。

双子のようなエリスと冥王星

エリスと冥王星の密度はほぼ同じであり、両方とも主成分は大部分が氷です。少量の岩石も含まれているようです。大きさが似ているだけでなく、太陽の反射率も似ていて、太陽系でも明るい天体となっています。ただ、エリスのほうが冥王星より冷たい大気に覆われているようです。今から約250年後、エリスは太陽に最も接近すると考えられており、太陽に近づくことにより熱で暖められ、凍った大気は空気となり、エリスはますます冥王星に似た天体になるとみられています。一方冥王星は、現在太陽から徐々に遠ざかっており、約20年後には大気が冷え、現在のエリスのような天体になると予想されています。

エリスの名前の由来

エリスとはギリシャ神話に出てくる混沌と不和の女神の名前です。エリス神は女神たちの不和を生み、戦争のきっかけを作ってしまいました。冥王星を準惑星へと降格させる原因を作り、冥王星降格問題の議論により不和を生み出したこの天体に、エリスの名前が付けられたのです。

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