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蠍座の基本データ
女性星座 / 不動宮 / 水のグループ
蠍座のテーマは 「I desire」 ( 私は欲する ) です。
蠍座の性質
蠍座の中には、言いようもないような中身の濃い感情がたくさん詰まっていて、それが奥にキラリと光る宝石のように、人を惹きつけます。それは何かというと、蠍座のキーワードである「集中力」の賜物です。
一つ前の天秤座からスタートした他者との関わりの世界の中、蠍座は自己の枠を超える手段として、「自己と他者の深い融合」を目指していくことになります。何か対象にコミットし、関わると決めれば、全身全霊で対象に向かい、目的を叶えようとします。非常にバイタリティがあり、滅多なことでは根をあげません。
また蠍座のテーマの一つに「生と死」というものがありますが、自分が好きな対象とは、融合し一つになり、新しい命として生まれ変わる、というような深い性質を持っています。そのため、他の星座がぎょっとするようなことでも、平然と受け入れられる面があります。生き物が生きていく中においての、綺麗ごとだけでない部分から目をそらさない強さや、深い優しさがあるのです。
集中力があるので、医者や技師などの専門職、研究職などが向いています。結果が出るまで粘り強くことに当たるので、どんな職種でも頼りにされるでしょう。繊細でダイナミックな感情を持っているので、それを活かし高い芸術性を発揮する場合もあります。表現活動をする場合は、どちらかというと大衆に満遍なく受け入れられるものよりも、一部から熱烈に受け入れられるものであるかもしれません。それはやはり、蠍座が「広さ」というより「深度」をテーマにしている星座だからです。
蠍座は、自分の内面の持つパワフルさや性質のヘビーさを感じとっているところがあるので、見かけはふわっとした可愛らしいファシッションやサブカルチャー系ファッション路線であるか、もしくは自分本来の性質を前面に出す色気を前面に出したファッションかどちらかの見た目になります。けれどどんな見た目の蠍座でも、内面の鋭さは変わらず、また相手の本質をズバッと見抜くのでごまかしは効かないでしょう。
蠍座の恋愛とコミュニケーション
ひとたび「愛する」と決めた蠍座はとても純粋で、健気になり、深い愛情で一心に相手に自分を捧げます。動物的な勘の良さを持っているので、例えば目の前の相手が弱っていたりすると無意識的にそれを感じとり、ごく自然に優しくすることができます。
シャイなので肝心な場面で明るく気持ちを伝えることができなかったりしますが、本当は寂しがり屋で、友達や恋人など、誰かと一緒にいる方が安心できます。
またとても誠実なので、友達になるといつわりなく真正面から向き合おうとしてくれますし、一度した約束はずっと覚えていてくれます。
仲良くなる前の蠍座は、自分の中に抱えている深い愛情や、愛する人とどこまでも一つになりたいという思いが受け入れられるかどうか、相手の様子を見ているところがあります。まるで引力のようなものを持ち、蠍座が強く関わりたい、と思った相手は、その引力に知らず知らず惹かれていくように恋が始まるかもしれません。
怖いイメージで描かれてしまうこともある蠍座ですが、ひとたび心を許せば純粋で健気な、ひたむきな愛情をもち続けます。そんな蠍座の姿勢に向き合い続けてくれる誠実なパートナーと出会えれば、深い満足感がもたらされるでしょう。