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太陽系を発展させた木星 木星を制御した土星

投稿日:2017年6月29日 更新日:

夜半の明星 木星

木星は太陽系最大の惑星です。伝統ある占星術の中でも最大の吉星とされ、重要視されてきました。
太陽、月、金星に次ぎ、木星は美しく輝く星として、夜空でもとても目立ちます。金星も美しく輝く星ですが内惑星のため、日没直後か日の出の直前の短い時間に、低い高度でしか観察できません。
しかし木星は、観測に適したシーズンであれば、天空の高いところで、一番輝く星となります。「夜半の明星」と言われるくらい、大変目立つ、美しい星です。
夜空での華々しい美しさが、木星が最大の吉星とイメージされるようになった所以でしょう。

太陽系の王者・木星が太陽系の運命を決めた!?

木星は太陽の周りを約12年で1周する太陽系最大のガス型惑星です。
21世紀の現代、宇宙科学の研究の発展で、私たちが住む太陽系の成り立ちについての研究も進み、その中で、木星が大きな役割を果たしたのではないかという説が有力になっています。
占星術の中で木星は「発展 成長 拡大」を象徴する星となっていますが、古代の人々が木星に抱いたこのイメージは、21世紀の惑星探査などの積み重ねにより、あながち的外れではないことが徐々に分かってきています。

木星は本当は火星付近にあった!?

太陽系において太陽の次にできたのが木星です。その次にできたのが土星とされています。
太陽系の成立については諸説あり、すべて仮説の域を出ませんが、最近注目されている理論は、太陽系の惑星の軌道が今とは違っていたというものです。特に木星はもっと太陽の近く、火星近くにあったのではとされています。
現在、宇宙観測が進み、太陽系以外の恒星系もいくつも発見されいます。
観測の結果、木星クラスの大型惑星が、恒星のすぐそばを公転するタイプの恒星系が多いことが徐々に分かってきました。太陽系に例えると、水星より内側を、木星のような大きな惑星が公転するイメージです。
太陽系のような惑星の配置の方が、宇宙では珍しい部類に入るようです。
私たちが住む太陽系のこの独特な惑星の配置には、木星と土星の働きによるものだという仮説が出されています。

太陽系を大移動する木星、それを引き戻す土星

木星は誕生したとき、太陽から3.5天文単位付近にいたとされています。その後、周りのガスを取り込みながら太陽へと近づいていき、いまの火星軌道あたりで停止したとされます。まだ火星はありませんでした。
本当であれば、さらに木星は太陽に近づき、他の多くの恒星系と同じ様になるはずでした。しかし、太陽系では特別なことが起きました。
木星の太陽へのさらなる接近を、土星が止めたのです。
互いに巨大な木星と土星が接近すると、強い重力相互作用が起きます。すると、太陽に向かって移動していた木星は向きを変え、外側へと動き出しました。
太陽系の王者として太陽系内を動き回り、ガスや小惑星をどんどん吸い込み、巨大化し、さらに太陽へと近づこうとした木星を、ぐっと外側から引き留めたのが土星なのです。
木星が、太陽系の主役であり王者であることは間違いないですが、その主役の活動に一定の「制御」を与えたのが土星であるというのは、占星術でのそれぞれに与えられたイメージと符合しており、大変意味深いことです。
木星を見て「発展 成長 拡大」、土星を見て「制御 抑制 秩序」と感じ取った古代の人々。
それは星空を見上げて抱いた単なるイメージに過ぎなかったはずですが、それが21世紀の現代、科学的にも証明されつつあります。

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